2016.02.14(最終更新日: 2016.02.15) 撮影・演出

4Kデータの取り扱い ー ”単独クルー”制作編

石井 友規石井 友規

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私はCanonのEOS-1D Cをメインカメラに3年、4K映像の制作に取り組んでいます。その中でどのようなワークフローで行っているのか、という点を共有できればと思います。
今回はその中でも大切な撮影現場でのデータ管理の方法をお伝えします。

64GBのメモリーを15分の撮影で使い切る

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初めてこのカメラを手にし、これまで通りの単独撮影行に出る時に一番頭を悩ませたことが4Kというビッグデータの取り扱いでした。
例えば写真撮影であれば、64GBのCFカード一枚あれば何日もデータを吐き出す必要もありませんが、このカメラにおける4K映像はたった1分の撮影でなんと4GBも消費するバケモノだったのです。
つまり、64GBのCFカード一枚でたったの15分しか撮影できず、しかも4K映像を安定的に書き込むためにレキサーの1000倍速シリーズ(64GB一枚で当時は4万円!)が必要で、当然コスト的にも何枚も用意ができず、その対策に頭を悩ませました。

最終的にはMacBook Airの11インチがハブに

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撮影現場でのデータ管理はいくつか案が出ました。

  • CFカードを複数枚持ち歩く
  • ASKAシリーズなどのカードスロット電源一体型ポータブルストレージを持ち歩く
  • ノートPCをハブに一般的なポータブルHDDを持ち歩く
  • CFカード複数枚持ち歩くことが荷物削減という意味でも本当の理想でしたが、これは前述の通りに高コストで非現実的。
    スロット電源一体型ストレージがおそらく一番にパッと思いつく方法ですが、4K映像からすればストレージ容量も多いとは言えず、しかもバッテリーも弱く意外と重いことがネックでした。
    すると、残されたアイデアはノートPCを介して一般的なポータブルHDDに吐き出すことでしたが、この方がコストや荷物量も考え一番現実的で実現しやすい方法でした。

    最終的に用意したデータ関係の装備は以下の通りでした。

  • MacBook Airの11インチ
  • レキサーメディア1000倍速CFカード64GB一枚
  • バスパワー駆動のUSB3.0の1TBポータブルHDD2台
  • MacBook Airは元々持っていた物でしたが、軽量で薄くてバッテリーの持ちが良いことがこのアイデアにつながった一番のキッカケでもあります。
    しかし、ここでの一番の失敗は、なんとUSBが2.0だったことでした。そのおかげで、フルデータの64GBのバックアップ時間は50分を要しました。
    その反省もあり、今はMacBook AirもUSB3.0の物に買い替え、バックアップは15分で済んでいます。
    このように撮影しては吐き出す繰り返しで1枚のCFカードを使いまわし、1回の撮影行の頭打ちはカメラバッテリー×2個(1個約1時間)となりました。
    ちなみに現在はCFカード3枚体制で、撮影が終わった一枚をUSB3.0で入力して、もう一方のUSB3.0ポートとThunderboltそれぞれから1TBのポータブルHDDへダブルで吐き出していいます。
    なお、MacBook Airは100円ショップで売っているようなA4サイズのハードクリアケースに入れてザックに収納して負荷がかからないように対策していました。
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    ※余談※ 

    2004年にオーストラリアをバイクで旅していた時代、初めて本気でデジタル一眼レフカメラ(EOS-1D Mark2)で撮影制作していたあの時は、RAW写真100枚しか記録できない1GBのメモリカード一枚(当時約1万5千円)に、NECの重いノートPCでせっせと700MBのCD-R2枚ににダブルバックアップしていました。

    今も昔も結局やっている事は変わらないのだな〜 と思うところです。

    使用機材 EOS-1D C,MacBook Air

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    石井 友規

    石井 友規

    株式会社丸菱 代表取締役徳 島で4K映像の制作会社を営みながらも密かに写真家に復帰することを画策中。

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