2016.03.29 撮影・演出

地方撮影の機材選びとパッキング

伊納 達也伊納 達也

私は普段、ノンフィクションの映像を日本の地域で撮影することが多いのですが、
今回は、そんな地方撮影に1人で行くときに私がどんな機材を使っているか、
そしてどんなカバンにパッキングして持って行っているかをご紹介します!

▼こんな映像を作っています。(岩手県の遠野で撮影)

私が地方で撮影するときは、基本的に電車移動です。
新幹線とローカル線を乗り継いで、その地域に向かいます。
(現地では、その土地の人に案内してもらったり、
ときには車を借りて自分で現場を回ったりもします。)

そんなときに大切になってくるのは、
いかに必要な機材を効率的に運ぶか!ということ。
たくさんの重い機材を持って行って、移動で疲れてしまうと
撮影の時に体力が残っていない…ということに陥ってしまうので、
体力に自身が全くない私は機材の選定にかなり気を使っています。

機材構成(最小構成)

そして、たどり着いた最小の機材構成がこちら!

カメラとレンズ

基本のカメラはCanonC100を使っています。
元々はみなさんおなじみ5Dmkiiを使っていましたが、
音声の同録をしながらの撮影が多いため、XLRの入力ができるC100に数年前に変えました。
今買うならFS5を使うかなと思いますが、C100の使い勝手に慣れてしまったので、
あと1年くらいはC100メインで行こうかなと思っています。

ただ、C100はAVCHD最大24mbpsでの撮影しかできないため、編集時の取り回しが悪く、
基本的にはAtomos Shogunを付けてこちらで収録をしています。
手持ちが多く、より軽い構成にしたい場合はAtomos Ninja Starにすることもあります。
ShogunだとLog撮影時に任意のLUTを当てた画を確認しながら撮影できるのが使いやすいです。

レンズは3〜4本選んで持って行きます。
基本にしているのはCanon EF-S17-55mm F2.8 IS USMです。
APSC専用レンズですが、C100のセンサーはSuper35mmで、
ほぼAPSCサイズなので問題なく使用できます。
換算24-70mmの標準ズームでありながら手ブレ補正が付いているというのがポイントです。
手持ち撮影でもかなり細かいブレが抑えられるのが気に入っています。

そこに望遠が必要な場合はEF70-200mm F2.8L IS II USMを持って行き、
広角が必要な場合は、Tokina AT-X 116 PRO DX Ⅱ
単焦点で、Sigma 35mmF1.4 DG HSM24mm F1.4 DG HSMのどちらか、
もしくは手ブレ補正付きの単焦点として手持ち撮影したい時には
Tamron SP45mm F1.8 Di VC USDを持って行きます。

収納・運搬するためのカバン

運搬時にはカメラとShogunは下のような形で
thinktankphotoのエアポートコミューターに入れて運びます。
(その他の機材はモンベルの大きなローラーバッグに全部入れます。)
▲すぐに取り出して回せるように、仕切りはほとんど外して
レンズをつけたC100をそのまま入れています。
飛行機にのる時などは、カメラをできるだけ分解してしまいます。

現場についてからは、カメラを取り出し、
ローラーバッグにいれていたthinktankphotoのワンショルダーのバッグに
交換用のレンズやワイアレスマイクなどの撮影時にすぐ使うものを入れて背負って動きます。
容量がそこそこあって、すぐに体の前に回して使えるので大変便利です。
▲ちなみに撮影時にはどんな悪路に行くことになるかわからないので、靴はアディダスの軽登山靴に上下モンベルのストームクルーザーで完全防水仕様なのも個人的にはポイント。。

三脚はもともとザハトラーのAceLを使っていましたが、
より軽く、より収納時のサイズ小型化を目指して、雲台はAceLのまま、
脚の部分だけジッツオに変えました。

機材構成(照明あり編)

以上が最小の構成になりますが、撮影期間がちょっと長くて
念のためサブカメラ(私の場合GH4)を持って行っておきたいとか、
照明機材も持って行きたいという場合は以下の様な構成になります。
▲カバンは最小ver.同じ構成で、上記のものすべて入るようになっています。
三脚ケースも写っていますが、いまはローラーバッグに
三脚も入れるようにしたので三脚ケースは持って行っていません。

照明機材

照明は大きい方がAputure LS-1(Macbook15くらいの大きさ)で、
小さいほうが同じくAputureのAmaran(iPadくらいの大きさ)です。
LS-1はVマウントバッテリ、AmaranはSony NPFバッテリーで駆動しますが、
LS-1の方は、Sonyバッテリ4つをVマウントバッテリ1つとして使えるようにする
Cineroid 4in1-SLVBというのを使って、すべてSonyバッテリで動くように統一しています。
(Atomos Shogunも同じSony NPFで運用しているので、
この構成の場合はSonyバッテリを多めに持っていくことにしています。)

ひとりで撮影から照明までやってると大変すぎるので、
トレペをいちいちライトの前にセットして…とかライトボックスを設置して…とか
やっている時間を取るのはかなり難しいです。
そのため、写真用の透過アンブレラをライト前にセットすることで
手間をだいぶ省くようにしています。

以上が、私の撮影のスタイル&パッキングのスタイルになります。
こればっかりはどれだけ突き詰めても運用していると「もっといい方法」が生まれてくるので、
引き続きアップデートしていこうと思っています。
ぜひみなさんのやり方も教えて下さい!

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伊納 達也

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ビデオグラファー/ノンフィクション・コマーシャル映像制作

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