2016.09.01 撮影・演出

[RED基礎] 複数のモニターに違うLUTを使う方法

Hiroki KamadaHiroki Kamada

REDlogFilmとガンマ値

RED社のカメラを使用する時に、ガンマスペース(ガンマ値とも言います)というものを選択する必要があります。


引用:RED JAPAN

ガンマ値とは画像の出入力の際の明るさの階調補正のことらしいです。
動画撮影(入力)する際に、明るさの階調をどう記録するか(出力)を決める値のことだと思います。

かなり大雑把に書いたんですが、記事の目的は別にあるので、詳しく勉強したい方は”ガンマ値”とグーグルで調べて勉強してください。

コマーシャルは映画撮影など、ちゃんとしたポストプロダクションを予定して撮影をする場合、大抵使われるのはREDlogFilmというガンマ値です。
人間の目の特性を利用したり、ダイナミックレンジをうまく使って可能な限り明るさや色を後で補正出来るようにガンマ値を調整した記録方式で、ポスプロでマニュアルでカラコレをする際に最適です。

コマーシャルや映画の撮影はほぼREDlogFilmのガンマ値を使って撮影します。その際に現場で、モニタリング用にLUT(ラット – ルックアップテーブル)を使って色を乗算処理した状態で素材を確認することが多いのですが、今回はREDlogFilmとRedGammaを別々のモニターに出力したい時の方法をお教えします。

ディスプレイLUTの独立した出力方法

ネイト&ショーン

REDの公式You-Tubeページではアメリカ人のネイトとショーンが、かなりユルく説明してくれます。今回はショーンだけでした。

1. メニュー画面の設定(Setting)をクリックします

2. 設定の中のルック(Look)をクリックします

3. ルックの中の色/ガンマ値(Color/Gamma)をクリックします

4. Independent Display LUTをクリックすると、モニターコントロール(Monitor Contorl)というボタンが現れます

5. 左上のドロップダウンメニューから出力先のモニターを個別で選択します

6. カーブ(Curve)というボタンを押して”Neutral – REDlogFilm”か”Graded – REDGamma”を選ぶことが出来ます

7. 二つのモニターに違うガンマ値で出力することが出来ました。

英語版ですが、動画でも見ることが出来ます。

さいごに

この独立LUTのカメラ設定は、REDlogFilmもしくはREDGammaのガンマ値の設定を選ぶことが出来ますが、自作LUTなどを使った選択することが出来ません。

オリジナルで作成したLUTをモニター出力するには、カメラから出力したデータをDaVinci Resolve12を通してResolve Liveを利用するか、有料ソフトのProfortのLiveGradeProを使うなどして、カラコレのライブ出力をする必要があります。それに関してはまた次回。

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Hiroki Kamada

Hiroki Kamada

南カルフォルニア大学卒業 Hollywoodで2011年、Prodigium Picturesという制作会社を設立し、以来自社で映像ディレクターをやっています。アメリカの最先端の情報に詳しい。

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